2026.09.22 / 島と社会
島暮らしと外の仕事、続ける記録

画像内の文章
主な文章の文字起こし・抜粋。画像全体は上の原画をご覧ください。
島で暮らすため、東京の仕事をする。収入を島の中だけで完結させない。
「身辺に気をつけて」と届く。必要なら島外へ移る。でも、黙らない。
身近な関係が、沈黙を生む。
島を離れる自由があるから、場所に縛られず記録と発信を続けられる。
note掲載本文
対応するnote記事の本文です。Instagramのキャプションとの同一性は未確認です。
朝、東京の仕事をする。東京の仕事は、内容によっては時給5,000円ほどになる。一方、野菜は時給換算でほとんどゼロ。
現在の河本農園では、初期投資が重く農業だけで生活費を確保するのは難しい。だから、畑は島に置き、仕事は外から取る。
町政や地域の問題について記事を書いていると、ときどき読者から次のようなメッセージが届く。
「身辺に気をつけてくださいね。嫌がらせをする人がいると思います」
心配してもらえるのはありがたい。こちらも相手が思っている以上に反撃の準備は整えている。具体的な行為があれば、日時、場所、相手の言動、メールや画像などを記録し、必要に応じて警察、弁護士、関係機関へ相談する。
そして、私は周防大島の出身者ではなく、移住者である。ここが重要だ。必要になれば、島外へ生活の拠点を移すこともできる。特殊な立ち位置だ。
問題は、地域に残る人の多くが、嫌がらせにあっても簡単には離れられないことにある。
小さな地域では、家族や親族、勤務先、取引先、地域団体、行政、選挙が互いに近い。町政に疑問を示しただけでも、本人だけでなく、家族の仕事や親族関係、商売上の取引にまで影響が及ぶのではないかと心配する人がいる。
誰かから直接「黙れ」と命令されなくても、生活関係の近さが自主的な沈黙をつくるのである。
一般に「ドン政治」と呼ばれるものの問題も、権力者一人の性格だけでは説明できない。特定の人物や集団に仕事、情報、人事、予算、地域団体の判断が集中し、その周囲に生活上の利害関係が形成される。住民は政治的な意見だけでなく、家族や仕事を守るために沈黙するようになる。
その結果、同じ人、同じ組織、同じ発想だけで地域の意思決定が続く。新しい提案をする人は入りにくくなり、能力のある人ほど地域外の仕事を選ぶ。仕事の種類は増えず、若い人は戻らず、地域経済は縮小する。
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