今回は「カリガリ博士」です。

まず断然タイトルがいいですね。

カリカリガリガリ削ってるような、神経に障るようなそんな感じのタイトルです。

制作は1920年なので今から90年前の映画です。

1919年ドイツワイマール憲法制定って歴史の授業で習った記憶がありますが

その次の年に作られたという大変に古い映画です。

ストーリーは、ある男がカリガリ博士と手下の眠り男チェザーレの行った

殺人事件について回想する…

という内容なのですがビックリするような結末が用意されていて

映画が誕生して間もないこの時代に既にこんな映画が作られていた

というのは大変な驚きでありました。

僕も初見の時は1920年の映画だし白黒だしサイレント映画だし

「ドイツ表現主義の代表的作品」って書いてあるから

なんか芸術的な側面で評価されているアート映画で

ストーリー自体で楽しませるようなエンターテイメント映画じゃ

無いんだろうなぁ…と思って漫然と見ていたので

最後はまあ「やられた!!」となってしまったのを覚えております。

ストーリーだけではなく、セット美術も大変に頑張っていて

語り手の精神を象徴するかのように全てがぐにゃあ〜と歪んだ

異常な街並や部屋内部からもこの映画の非凡さをひしひしと感じます。

色々と分析されてもいる深い映画ですが本当に純粋に楽しめる映画でもあるので

ぜひ一度は見てみてくださいませ。

ウィキ等で検索するとネタバレがあるので見るなら何も情報を仕入れないで

見たほうが楽しめるでしょう。