「ホーキング宇宙と人間を語る」を読んでたら「ライフゲーム」なるものが

紹介されていたのでちょっと興味をもち色々と調べてみたらこれがなんかとても魅力的でした。

これ一言でいうと生命シミュレーターみたいなものでいわゆる言葉から連想されるような

テレビゲーム的な「ゲーム」ではありません。

ルールはごく単純でまずオセロみたいなマス目を連想してもらって

黒いマスが「生きているマス」で白いマスが「死んでいるマス」

あとはそのマス目の生死が以下のルールによって決まるだけです(以下wikiより改変して引用)

1、死んでいるマス目に隣接する生きたマス目がちょうど3つあれば、次のターンに

生きているマス目が誕生する。

2、生きているマス目に隣接する生きたマス目が2つか3つならば、次のターンでも生存する。

3、生きているマス目に隣接する生きたマス目が1つ以下ならば、次のターンで過疎により死滅する。

4、生きているマス目に隣接する生きたマス目が4つ以上ならば、次のターンで過密により死滅する。

これだけ読むと何が何やらって感じかもしれませんが以上のルールに従って

マス目のターンをアニメーション的に進めていくと色々な動きが生まれます。

例えば生きているマス目がいっこだけポツンとあるだけなら

次のターンでそのマス目は過疎によって死んで何もなくなります。

生きているマス目が2個並んでいても過疎によって2個とも次のターンで死亡して消滅。

ところが生きているマス目が3個並んでいると過疎によって死ぬマス目と

新たに誕生するマス目が交互に生まれて次のようなこんな動きが生まれます。

(wikiより)

(※動いてなかったらブラウザを更新してみてください)

こんな感じでこの生きているマス目をいろいろ自分で設置してターンを進めて

「どんな動きをするかなー?」って感じで遊ぶと面白いんですが

実はこのゲームはコンウェイという数学者によって考案されたかなり古いもので

既に様々な面白いパターンが発見されているのでそれを以下ご紹介します。

これは「グライダー」といってずっと一定方向に進み続けるパターン

(wikiより)

(※動いてなかったらブラウザを更新してみてください)

この形にすると上のルールに従ってこんな感じのパターンで動くわけです。

なんか生き物みたいですかわいいですね。

次は「ペンタデカスロン」といわれるパターン

(wikiより)

(※動いてなかったらブラウザを更新してみてください)

一定周期で同じ模様を繰り返すパターンです。

そして僕が凄い!と思ったのがこの「グライダー銃」といわれるパターン。

(wikiより)

(※動いてなかったらブラウザを更新してみてください)

「グライダー」を自分で作り出してどんどん発射するというパターンです。

この簡単なルールから組み合わせ次第で、「グライダー」をどんどん産む様に

作り出して発射するパターンが作れるというのがちょっと衝撃的です。

他にも無数のさまざまなパターンが考えられるんですが「ちょっとやってみたくなったー」って

お方はこのサイトでマス目をポチポチして

「うごく」をクリックすると上記のルールに従っていろいろな動きが見られます。

これらはまだせいぜい100マス以内の小さな領域での簡単なパターンの話ですが

これをもっともっと広く多いマス目で行うと、もっと凄いものが作れそうで面白いですね。

何億マスも使うような物凄く複雑で、もっと面白い動きをする、まだ誰も発見していないような

未知のパターンはどんなパターンだろう?とか考えるととても興味深いです。

「ホーキング宇宙と人間を語る」に書いてあったのですがノイマンの見積もりによれば

「グライダー銃」のように何かを生むパターンの派生で「自分自身」を複製できるパターン

(つまり細胞のような動きができるパターン)の最小サイズは1000000000000(1兆)マス目程度だろうとのこと。

そして、この1兆マスというのは大体人間の細胞1個に含まれる分子数とだいたい同じくらいらしいです。

複雑度から言えば細胞一個がだいたいマス目1兆のパターンに相当するってことですね。

1兆マス使って、適切な配置(想像もできないほど複雑な配置になるのだろうと思いますが)

を行えば

もしかしたら単細胞生物みたいに細胞分裂して増殖できるという仮想の生命体のパターンが

作れる(かもしれない?)ってのがなんか凄く面白いです。

そして、それら1兆のマス目で完成した単細胞のパターンが、さらにさらに何十兆も

あつまれば多細胞生物のように、さらに複雑な動きができるパターンも可能かもしれ

ません。

そして究極的にはオスのようなパターンとメスのようなパターンがマス目内を意思があるかのように

好き勝手に動き回って、何かを食べて成長したり、交尾して子供が生まれてどんどん増えて行くみたいな

パターンもどこかに存在するかもしれないと考えると超ワクワクしてきます。

(というかこれを約50億年かけて自然でやったのが生命ってことなんだろうと思いますが)

でも、こんな単純な数個のルールから、もしかしたら生物のような動きをする

パターンが作り出せるなら逆に、僕らのいるこの世のルールというか最小の単位も

やっぱり「ライフゲーム」の数個のルールのような、本当にごく単純な数個のパターンを出発点に

それらが複雑に絡まってできあがっているのかな?とか思ったり。

一般的に物質は原子からできていて、原子は原子核とそのまわりをまわる電子からできていて

その原子核は陽子と中性子からできていてその陽子と中性子はそれより

さらに小さいクオーク等からできていて

さらにそのクオークはそれよりさらにさらに小さなひもの振動パターンから

できているかもしれない?って具合に、科学が進むとともにどんどん最小の単位が

更新されていく感じですが、そんな感じで一番最初の最初の最初までつきつめていくと

究極極限のレベルでは「ライフゲーム」のような本当に単純な数個のルールがあるだけだったりして?

こういう話って面白いですね。死ぬまでにそういうのが解明されたらいいなと思います。

というわけで「ライフゲーム」ポチポチして色々想像を膨らませられるのでおススメです。

ニコニコにも面白い動画が沢山ありますよ。

【ニコニコ動画】ライフゲームの世界【複雑系】