2026.09.19 / 記録と制作

学び、育て、届ける

学び、育て、届ける
画像をタップすると原画を大きく表示します。日付:2026-09-19。

画像内の文章

主な文章の文字起こし・抜粋。画像全体は上の原画をご覧ください。

行政監視に、法学という武器を。使いこなせば、強い根拠が。
何度失敗しても、またほうれん草。
小さな農園にも、ホームページを。
行政も、農業も、商売も。記録し、学び、自分の言葉を作っていく。

note掲載本文

対応するnote記事の本文です。Instagramのキャプションとの同一性は未確認です。

周防大島の行政について記事を書いていると、最後にはいつも法律と制度の壁にぶつかる。予算書や決算書を読むだけでは足りない。地方自治法、地方財政法、情報公開条例、個人情報保護制度、行政手続、契約、住民監査請求、住民訴訟など、問題の奥へ進むほど、専門的な知識が必要になる。

行政を批判するだけなら、強い言葉を使えばよい。しかし、行政の説明に対して「その根拠は何か」「手続きは適正だったのか」「予算の使い方は妥当だったのか」と問い続けるには、言葉の勢いではなく、法令や資料を読み解く力がいる。

周防大島の行政監視に、法学という武器を

周防大島にも町政を批判する人はいる。しかし、少なくとも私の周囲では、条例、予算、契約、議会手続きまで継続的に読み込み、行政の説明を法制度の側から検証する人は多くないように見える。

それなら、自分で勉強するしかない。

現在、法学を学べる通信制大学を調べている。単に大学の卒業資格が欲しいのではない。目標は司法試験レベルの勉強である。もちろん、住民が行政を監視し、情報公開請求を行い、議会や行政へ説明を求めるために、特別な免許は必要ない。また、大学で法学を学んだからといって、ただちに弁護士のような業務ができるわけでもない。

それでも、行政法、地方自治法、民法、憲法、訴訟制度を体系的に学べば、公開資料の読み方も、質問の立て方も変わる。記事を書く際にも、確認できた事実、行政側の説明、法的な論点、筆者の評価を、これまで以上にはっきり分けられるようになるだろう。

名誉毀損を恐れて何も書かないのではなく、事実を確認し、安全で強い文章を書く。大声で非難するのではなく、資料を示して説明を求める。そのための武器として法学を学びたいのである。

強い記事は、強い言葉からではなく、強い根拠から生まれる。

司法試験より先に、ほうれん草の発芽試験

法学のことを考えながらも、畑ではオクラを撤去した。空いた場所には、春菊とほうれん草を作る予定である。

ところが、私にとってほうれん草は、法律以上に難解な作物である。これまで何度か播いてきたが、発芽がそろわない、生育が止まる、葉が黄色くなるなど、ほとんど一度もうまくいった記憶がない。

ほうれん草は酸性土壌を嫌う。発芽にも適度な水分が必要だが、過湿になれば種が傷む。高温期には発芽率が落ちやすく、土が乾けば小さな芽が消えてしまう。播けば勝手に育つように見えて、実際には土の酸度、温度、水分、播種の深さがそろわなければならない。

今回は一度に全部を播かず、時期をずらして数回に分ける。うまく発芽すれば、収穫期も分散でき、年末まで出荷をつなげられる可能性がある。失敗しても、播種日、天候、土壌酸度、発芽日、発芽率を記録しておけば、次の改善材料になる。

司法試験へ進む前に、まずは発芽試験に合格しなければならない。

野菜を作るだけでは、売れない

畑仕事のあとは、河本農園のホームページを整えた。現在販売しているのは、さつまいも、空芯菜、ツルムラサキ、ナス、きゅうり、モロヘイヤである。販売場所は、白木郵便局、道の駅サザンセトとうわ、川口医院。サイトには、それぞれの野菜と販売場所を分かりやすく掲載することにした。

小さな農園では、作る人、収穫する人、袋詰めする人、値段を決める人、納品する人、宣伝する人が、ほとんど同じである。畑でよい野菜ができても、どこで販売しているのか伝わらなければ、存在しないのと同じになってしまう。

ホームページには、販売中の野菜だけを掲載する。まだ畑で育っている大根やキャベツまで並べれば、すでに買えるものと誤解される恐れがあるからだ。さらに、野菜ごとの「販売余裕度」を表示すれば、十分な量があるのか、残りが少ないのかも伝えられる。農園の都合だけでなく、買う人が迷わない情報設計にしたい。

作る、並べる、知らせる。この三つがそろって、ようやく農業が商売になる。

自分に足りないものは、自分で作る

今日取り組んだことは、法学の通信教育、ほうれん草の栽培、農園のホームページと、ばらばらに見える。しかし、根の部分ではつながっている。

周防大島に行政監視の専門知識が足りないなら、自分で学ぶ。畑に冬の葉物が足りないなら、自分で播く。河本農園の情報を伝える場所がないなら、自分でサイトを作る。

誰かが用意してくれるのを待つのではなく、必要な道具を自分で作っていく。そのためには、派手な決意よりも、毎日の記録と小さな改善が必要になる。

行政も、農業も、商売も、勘だけでは続かない。記録し、学び、自分の武器を少しずつ増やしていく。

同じテーマの記事を読む

百姓記の記事一覧

出典:法学を学び、ほうれん草を播き、農園サイトを作る――百姓記・2026年9月19日 ↗

当時の記録として収録しています。日付は画像内の表記です。